外壁にガルバリューム鋼板が人気ですが?どうですか
こんにちは現場を管理しております吉田です。今日は私が回答します。
外壁にガルバリウム鋼板を使用する家は、近年非常に人気があります。モダンなデザインと耐久性を兼ね備えているため、多くの人に支持されています。ただし、選ぶ際にはメリットとデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
ガルバリウム鋼板のメリット
1. 優れた耐久性
- アルミニウム・亜鉛・シリコンを含む特殊加工により、耐食性が高い。
- 錆びにくく、特に雨の多い地域や湿気の高い地域で威力を発揮。
2. 軽量で建物への負担が少ない
- 瓦や一部の外壁材に比べて軽量。
- 建物の耐震性向上にも寄与。
3. デザインの自由度が高い
- シンプルでモダンな外観を演出できる。
- カラーやテクスチャのバリエーションが豊富で、個性的なデザインも可能。
4. コストパフォーマンスが良い
- 高耐久性のため、長期的に見るとメンテナンスコストが抑えられる。
- 材料費も比較的リーズナブルだが最近では高騰しているため注意が必要
5. メンテナンスが簡単
- 汚れが付着しにくく、簡単な清掃で綺麗さを保てる。
- 再塗装の頻度も少なめ。
6. 環境に優しい
- リサイクル可能な素材で、環境負荷が少ない。
ガルバリウム鋼板のデメリット
1. 断熱性が低い
- 金属素材のため、断熱性能は他の外壁材より劣る。
- 断熱材を追加する必要がある場合も。
2. 防音性能が低い
- 雨音や風の音が響きやすい。
- 特に雨が強い時には、室内で音が気になることがある。
3. 傷に弱い
- 表面が薄いため、傷がつくとそこから劣化が進む可能性がある。
- 子どもがいる家庭や狭い敷地では、注意が必要。
4. 塩害に弱い
- 海沿いの地域では錆びや腐食が進みやすい。
- 塩害対策をしたガルバリウム鋼板を選ぶ必要がある。
5. 加工時に専門性が必要
- 取り付けには高度な技術が必要で、工務店や施工業者選びが重要。
どんな家にガルバリウム鋼板が向いているか
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モダンなデザインを求める人
- シンプルな外観や無機質なデザインにマッチ。
- シンプルな四角い外観や平屋建てにもよく合う。
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長持ちする外壁材を選びたい人
- メンテナンスを減らしたい人。
- 劣化しにくい素材を求める人。
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コストパフォーマンスを重視する人
- 初期費用が比較的抑えられる。
- ランニングコストが少ないため、長期的にお得。
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湿気や雨の多い地域
- 錆びにくいため、雨の多い地域に適している。
施工時のポイント
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断熱材をしっかり追加
- 外壁裏に断熱材をしっかり入れることで、断熱性と快適性を向上。
- 特に寒冷地や夏場の暑さが厳しい地域では重要。
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塩害地域では対策をする
- 塩害対応のガルバリウム鋼板や追加の防錆処理を検討。
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色やデザインの選定
- 鉄っぽい冷たい印象を緩和するため、暖かみのある色やマット仕上げを選ぶのもおすすめ。
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専門業者を選ぶ
- 施工の良し悪しが耐久性に直結するため、経験豊富な業者に依頼すること。
ガルバリウム鋼板の外壁はこんな方に最適
- モダンでスタイリッシュなデザインを求める人。
- メンテナンスの手間を減らしたい人。
- 初期費用とランニングコストのバランスを重視する人。
- 雨が多い、湿気の多い地域に住んでいる人。
ガルバリウム鋼板は、機能性とデザイン性を兼ね備えた優れた外壁材です。用途や地域に合わせて選べば、長く快適に暮らせる家作りに役立ちます。