通気性
お家を考えるときに重要な窓のお話し
窓には
意匠性、採光、眺望、気密性、通気性、保温性
などの機能がありますが、それは人それぞれですし、
設置場所によって異なると思います。
ただ、どれか1項目にだけ特化してしまうより
バランスを考えるとより快適な住居になると思います。
気密性と通気性は一見相反するように見えますが
気密だけに特化してしまうと、肝心な通気ができなくなる可能性があります。
気密性が高い=快適
ではないことを十分ご理解いただけたらと思います。
つまり、気密性が高いということは液だれしない保存容器の中と同じということ。
中に水分の多いものを入れて周りが暖かくなると
どんどん水分が空気中にあふれてしまって結露し、
逃げ場がないため水滴となっていきます。
これと同じことが部屋で再現されたら
結露やカビの原因となる、ということです。
気密性を高くするあまりに換気をおろそかにしてしまうと
木と紙でできている家屋には負担しかないということを
今一度ご理解いただけたらなぁと思います。